GMATは通常MBA留学に必須なテストです、
出願予定のビジネススクールの必要スコアを確認し目標設定をしましょう 。
GMATはGMAC(Graduate Management Admission Council)が後援し、ETS(Educational Testing
Service)によって作成されています。両者ともアメリカの非営利団体ですので、GMATはアメリカ全土で広く認められています。またヨーロッパでもほとんどの大学において使用することができます。
ここで注意したいのは“GMATを必須で課していない学校もある”ということです。
よくある勘違いとして『多くの学校で認められている』という文章を読んで、「受験の際に必ず必要ということか…」と思ってしまうケースがあります。これは重大な間違いです。あくまでも『認められている』だけで、全てのビジネススクールで必ずしも受ける必要はありません。
世界各国のビジネススクールを対象にすればTOEFLだけでも受けられる学校は多数あります。ただ、前述したようにGMATはより高度な試験ですから、そこである程度のスコアを残せば上位校への入学の可能性がそれだけ増すということです。
海外ビジネススクール入学に必要なスコア
例えばMBAコースに限定すると一般的に下記のようなことが言えると思います。
アメリカMBAレベル別難易度
最上位校 | 上位校 | 中上位校 | 中堅校 | |
TOEFLiBT スコア | 100 | 80 〜 100 | 80 〜 90 | 80 |
GMAT スコア | 700 以上 | 650 以上 | 550 以上 | 500 以上 |
イギリスMBAレベル別難易度
最上位校 | 上位校 | 中上位校 | |
IELTS スコア | 7.5 (7.0) | 6.5(7.0) | 6.5 |
TOEFLiBT スコア | 100 以上 | 100 以上 | 90 以上 |
GMAT スコア | 650 以上 | 600 以上 | なし |
以上は一般的な例ですが、重要なことは目指す留学先やランクによってGMATのスコアが必要か否か、また必要な場合のスコア基準が異なるということです。
例えばTOEFLだけで充分な場合にあえてGMATを選択するのは全く合理的といえません。GMATで充分なスコアを取るより、TOEFLでよいスコアを取る方がずっと容易いからです。そのため、勉強をする際には“自分の希望コースで必須の試験はどれか”ということをしっかりと把握し、無駄のないように勉強しましょう。