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Integrated Reasoning Section(統合推論能力判定テスト)

Integrated Reasoningセクションは2012年6月に新しく追加されました、
数学(Quantitative)と英語(Verbal)の知識が統合的に試されるセクションです。

Integrated Reasoningセクション概要:

Integrated Reasoning 制限時間 30分
問題数 12問
試験内容 出題形式は4タイプ
Graphics Interpretation (図表解析問題)
Two-Part Analysis (二項目分析問題)
Table Analysis (表分析問題)
Multi-Source Reasoning (複数資料推論問題)

Integrated Reasoning セクションの特徴

Integrated Reasoning Questionとは、直訳すると「統合問題」という意になりますが、その名の通り数学(Quantitative)と英語(Verbal)のセクションを統合した問題になっています。つまりどちらの知識も必要としているということです。と聞くと非常に難しいセクションが追加されたな、と思う方もいるかもしれませんが、一つ大事なことは、このIntegrated Reasoning QuestionもAWAと同様に、QuantitativeとVerbalの合計スコアには影響を与えない独立した問題だ、ということです。皆さんが目標スコアとして目指されている、550、600、700点といった合計スコアには関係のないスコアだということです。

現在までAWAのスコアは、TOEFLiBTのライティングセクションが悪い時や、ジャーナリズムや文学といった非常に高いライティングスキルを要求するビジネススクールのみ重要視されると言われてきました。ではIntegrated Reasoningスコアはどのようにビジネススクールで評価されるのでしょうか?

実はこのセクションは2012年6月に追加されたセクションのため、まだビジネススクールがどの程度このIntegrated Reasoningのスコアを重要視するのか、という点に関しては分かっていないのが現状です。そのため、現在ビジネススクールを目指す皆さんは、まずはQuantitativeとVerbalの合計スコア向上を目指す、という目標を最優先することを忘れないで下さい。


Integrated Reasoning セクションの出題形式

問題は数学(Quantitative)と英語(Verbal)のセクションを複合した問題となっていますので、設問には文章、チャート、グラフ、その他図表などの多岐に渡り、VerbalセクションやQuantitativeセクションで見た内容が数多く出題されることになります。

Graphics Interpretation:図表解析

通常グラフ、各種図、表、チャートなどが出題されます。その内容を読み取り、内容を正しく表している選択肢をプルダウン選ぶ問題です。例えば、円グラフ、棒グラフ、折れ線グラフ、バブルプロット、散布図などの各種図形、チャートが出題され、その内容、大小や増減、相関、相違、傾向といった内容を読み取り、それを正しく表すようプルダウンの中から正しい選択肢を選ぶという問題です。通常各種表やチャートの下にその表やチャートを説明する文章が書かれており、その文章の中に穴埋めする内容をプルダウンで選ぶ形になります。プルダウンの選択肢は4択でになります。つまり表やチャートを正しく説明する文章にするための文章穴埋め問題です。

この問題は視覚的要素が強く、正しくグラフやチャートを読み取ることができれば正解を導き出すことができますので、非常に難易度の低い問題と言えます。

Graphics Interpretation(図表解析)の対策方法について>>


Two-Part Analysis:二項目分析

まずは短い文章(シナリオか問題提起)が出題されます。そしてその文章の内容と関連した質問に対して回答する問題です。なぜ二項目分析問題と名ずけられているかというと、短い文章の後に必ずチャートがあり、そのチャートが二項目に分かれており、その中から最初に出題された文章を正しく表している内容を選択するからです。最初の出題される文章を正しく解釈できれば回答はチャートから回答を選択するだけなので難しくないのですが、最初に出題される文章が、数学の問題の場合、VerbalのCritical Reasoningの問題が出題される場合があります。

単なる数学の問題の場合は、QuantitativeのProblem Solvingの問題が、回答方法を変更して出題された、ととらえればいいのですが、VerbalのCritical Reasoningが出題されると難易度が上がります。また、両方のスキルを試す問題もあり、出題される内容によって難易度が大きく変わるセクションです。

Two-Part Analysis(二項目分析)の対策方法について>>


Table Analysis:表分析
まず一つチャートが出題されます。そしてそのチャートはソート機能を使って並び変えることができます。そのソート希望を効果的に使用し二者択一の問題に回答していく問題です。基本的にはソート機能を利用し、チャート内の数字を読むことで回答できますので、最も難易度の問題と言えるでしょう。

Table Analysis(表分析)の対策方法について>>


Multi-Source Reasoning:複数資料推論
その名の通り、複数の情報から効果的な推論を行うことを課せられた問題です。通常2〜3つの情報が与えられ、その複数の情報から読み取れる内容を選択することで回答します。通常複数の情報は文章の時もあれば、図、表などの時もあります。ウェブ上のタブで2〜3の情報を閲覧できるようになっています。そのため全ての情報を同時に閲覧することはできません。通常それら複数の情報を統合したり、比べたり、単純に訳したりすることで正解を導き出すことができます。

出題形式は2択と5択になります。2択の場合は、Yes/NOなどで正しい回答を二者択一にて選ぶ問題、そして5択の場合は、正しい回答を5の選択肢の中から選ぶ必要があります。

Multi-Source Reasoning(複数資料推論)の対策方法について



Integrated Reasoning セクションスコアについて

前述の通りIntegrated Reasoning セクションは30分で12問を解くセクションです。スコアは1〜8点で採点され、最低得点が1、最高得点が8となります。なお各問題には3〜4問程度の小問題が付いており、通常その一つでも間違うと採点されません。そのため、難しい出題形式の問題はできるだけ飛ばし、確実に小問題まで正解できる問題に絞り回答することが非常に重要となります。




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